サンセイR&Dの「極限7500」スペックは、牙狼12とゆゆゆで2台出ている。同じメーカー、同じ「一撃750点」の看板、初当たりオール1500個、上位RUSHの継続率76%。骨格は兄弟と言っていいほど似ている。
だが、「RUSHにたどり着くまでの道のり」が、この2台は正反対だ。片方は入口で殺し、片方は入口を開け放つ。同じ数字を掲げた2台を並べると、「極限7500」という設計思想の幅が見えてくる。
まず、この2台の「似ている部分」を潰しておく
比較するなら、先に共通点をはっきりさせたほうが、差が際立つ。
両者ともサンセイR&DのLT3.0プラス対応機で、大当り確率は約1/349帯(チャージ含み)。初当たりはオール1500個。上位RUSHの継続率はどちらも約76%。そして「当たれば1500個か7500個の二択」という、中間のない出玉設計も共通している。7500個の振り分けも、上位RUSHで約25%。
ここまで見ると、ほとんど同じ台に見える。だが、「その上位RUSHにたどり着くまで」がまるで違う。
スペック対比
| 項目 | 牙狼12 黄金騎士極限 | ゆゆゆ 極限7500 |
|---|---|---|
| 大当り確率 | 約1/349(図柄揃い1/437) | 約1/349 |
| LT到達ルート | 図柄揃い→極限7500バトル(勝率50%)→勝てばLT | 初当たり→51.5%で真・勇者RUSH→多段ジャッジの奥に7500 |
| 実質LT到達率 | 約1/437の約25%(入口が激重) | 初当たりの51.5%(入口は軽い) |
| 下位RUSH継続率 | ―(バトル勝利で直上位) | 約70%(ST115回) |
| 上位RUSH継続率 | 約76%(魔戒CHANCE LT) | 約76%(大満開RUSH・ST135回) |
| LT突入時の保証 | 発動時点で最低約10500発が確定 | 初回は1500個、上位でで1500個以上保証 |
| 設計のタイプ | 入るまで地獄、入れば天国 | 入りやすいが奥が長い |
両機種とも複数媒体で数値は一致。
構造の分かれ目:「入口の重さ」か「奥の長さ」か
この2台の性格を分けるのは、ただ一点。「LTにたどり着く重さを、どこに置いたか」だ。
牙狼12は、重さを「入口」に振り切った。図柄揃いが1/437と重く、その50%で極限7500バトル、そこで勝つのが50%。掛け合わせると、実質のLT到達は1/437の約25%という激重ゲートになる。ただし、その関門を越えればLT発動時点で最低10500発が確定する。「たどり着くまでが地獄、だがたどり着けばいきなり天国」型だ。
ゆゆゆは、重さを「奥」に振り切った。初当たりの51.5%で真・勇者RUSHに入るので、入口は軽々と越えられる。2台に1台は座ってすぐRUSHを拝める。だが7500は、そのRUSHに入った後、BONUSジャッジを経て多段階の先にあり、しかも下位RUSHの継続率は70%とLT機としてはやや低め。「入りやすいが、7500に届く前に連が止まることも多い」型だ。
同じ「一撃750点」を掲げても、牙狼12は「そもそもスタートラインに立てるか」を問い、ゆゆゆは「スタートラインには立てるが、そこからが長い」という。ヒリつきの位置が違う。
どっちが自分に向くか
「勝てる」かじゃなく、「耐えられるストレスがどっちか」で選ぶと見えやすい。
牙狼12が向く人:「入らない時間」には耐えられるが、一度の当たりでドカンと出したい人。入口は激重だが、越えた瞬間に1万発が見えるギャンブル性に快感を覚えるタイプに向く。
ゆゆゆが向く人:「座ったのに何も起きず飲まれる」のが一番つらい人。51.5%でRUSHに入るので、徒労感が少なく、RUSH中の演出を楽しめる。ドカンよりも「台に触れている時間」の長さを重視する人に合う。
同じサンセイの7500でも、「一発の重さを入口で受けるか、出口(奥)で受けるか」という選択になる。下位RUSHの70%と上位76%がそれぞれ何連を意味するのかは、当ブログの連チャンシミュレーターで「結城友奈」を選んで、継続率を動かして体感してみてほしい。
まとめ
牙狼12とゆゆゆは、同じサンセイの「極限7500」という同じ看板を掲げながら、重さの置き場所が正反対だ。牙狼12は入口に、ゆゆゆは奥に重さを置いた。どちらが優れているかではなく、「しんどさの種類」が違う。同じメーカーが、同じ出玉の看板を、ここまで違うルートで設計してくるのが面白い。数字を並べると、看板だけでは見えない設計思想が見えてくる。


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